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「社長の孤独」と解消法 20120222
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今回は少し違った視点からとらえてみました。思い当たる方も多いと思われますので、ぜひ、参考にしてください。
「経営者は孤独である」、ということがよく言われています。
中小企業の経営者であるあなた、社長さんであるあなたは、孤独を感じていませんか?
いや、社内のブレーンや従業員と話し合えているから孤独を感じていないという方は、そう多くはないと思われます。
それを裏付けるような調査結果がありましたのでご紹介するとともに、どう対処するかについても取り上げてみました。
●まず、アンケートの結果です。
中小企業の社長のほとんどが孤独を感じている一方で、孤独を解消する方法を持たずに諦めている人が少なくない。日経トップリーダー誌は、全国の中小企業の社長300人を対象にアンケートを実施し、こんな特集記事がありました。
Q1.「社長として孤独を感じることはありますか?」
回答は以下の通りです。
|
回答 |
全体 |
30代 |
40代 |
50代 |
60代 |
|
・よくある |
38.3% |
24.0% |
41.3% |
39.8% |
36.8% |
|
・ときどきある |
25.7% |
16.0% |
23.9% |
28.7% |
28.1% |
|
・たまにある |
22.0% |
24.0% |
23.9% |
20.4% |
21.1% |
|
・ほとんどない |
10.7% |
36.0% |
7.3% |
7.4% |
10.5% |
|
・ない |
3.3% |
0.0% |
3.7% |
3.7% |
3.5% |
@全体像
「よくある」 38.3%、「ときどきある」 25.7%、「たまにある」 22% 計 86%。
「ほとんどない」 10.7%、「ない」 3.3% 計14%
社長の多くは、かなりの頻度で孤独に直面していることがうかがえます。
A年代別の特長(傾向)
・30代の社長
「ほとんどない」が36.0%と他の年代と比べて圧倒的に高く、「よくある」が24.0%と低いのが特徴的です。
・40代、50代の社長
「よくある」がほぼ40%前後と高く、「ほとんどない」、「ない」は合わせても11%と低
くなっています。
40代と50代の社長はほぼ同じ傾向が見られます。これはこの世代の社長が企業を成長させていく上で最も充実しているべき年代であり、その年代で孤独に陥る社長が多く見られます。こうしてみると社長の孤独感は30代と40代50代との間で大きな違いがあることが読み取れます。
・60代の社長
60代になると、「ほとんどない」「ない」と回答している人が少し増えてきています。
この結果は、「社長は孤独」という言葉が現実であることを裏付けられていることがわかります。脂が乗り切っているはずの40〜50代の働き盛りの社長が最も孤独を感じているという、トップとしての責任の重さに苦悶する姿が浮き彫りされています。
胆力が必要なのはもちろんですが、解消法を持たず、ひたすら耐えるだけの社長も少なくないようで、心が折れてしまわぬよう注意が欠かせない状態にあるようです。
Q2.「どんなときに孤独を感じますか?(複数回答可)
では、社長は具体的にどんな場面で孤独を感じているのか、についての回答は、以下の通りです。
「重要な経営判断を下すとき」 61.2%
「業績が上がらないとき」 55.0%
「資金繰りに悩んでいるとき」 48.1%
「社員が思うように動いてくれないとき」 43.0%
という回答が上位を占めました。
「重い決断」「業績不振」「動かない社員」ということが社長にプレシャーをかけ、フラストレーションがたまったりするときに、社長は孤独を募らせているのでしょう 。
Q3.「孤独をどう解消していますか?」(複数回答可)
回答
「そういうものだと思い、諦める」 42.6%
「スポーツや音楽など趣味で気分転換する」 42.2%
「友人や家族と話す」 38.4%
などという社長が最も多かったです。
これで見るとこれといった対策を施していないようです。
確かに社長には苦しいときに耐える精神力が必要ですが、何もしないままでは追い込まれるばかりです。いつかその重圧に耐えられなくなる、といった事態が起こらないとも限りません。そうならないために、どうすれば孤独と前向きに付き合えるかについて、しっかり考えておかなければならないと思われます。
●孤独への対応・孤独と付き合うための3つの心得(図解参照)
では、孤独に陥らない方法や孤独に陥った場合の対処策はないのだろうか、経営コンサルタントの小宮一慶氏のアドバイスが載っているので要旨を紹介する。
小宮氏は、孤独と向き合う上でヒントとなるのが、古典や名経営者の言葉であり、「正しい生き方」を学ぶことと「心を開く」こと、この2つがカギだといっている。
社長が孤独に陥るのは、業績の低迷や厳しい資金繰りなど、様々な要因があるが、そこには共通するのは「追い込まれているとき」と指摘している。特に、資金繰りが厳しいと社長の心はどうしても金策にとらわれてしまい、心の余裕を失い顧客が本当に望んでいることといった重視すべきことがおろそかになってしまう。それが商品やサービスの質の低下を招き、業績悪化に拍車をかけ社長を孤独へと追い込んでいくことになる。そして、さらに社長を追いつめるのは、その悩みを誰にも打ち明けられないことにあるにだとしている。
・孤独と付き合うための3つの心得@ 悩みを相談できる仲間を作ること
そこで、孤独感を和らげる方法として、悩みを相談できる仲間を作ることを最初に挙げている。
社長の悩みは、同じ立場の社長しか理解できないことが少なくないからで、同じセミナーに通っていたり、同じ社長を師と仰いで勉強したりしている利害関係のない社長仲間などが最もふさわしい心強い相談相手だといっています。同じ目的を持った経営者仲間がいれば孤独じゃなれる。本気でお互いに事業の事を考え合えるような「仲間」を見つけることです。
・孤独と付き合うための3つの心得A 「正しい信念を持つ」こと
孤独に追い込まれる社長の多くは、「正しい信念を持つ」ことと「心を開いている」ことが実践できていないのではないかと見ている。
「正しい信念を持つ」とは、「正しい生き方」を学んできたかどうかということであり、誰に相談できなくても、「正しい生き方」をよりどころとした決断ができれば、悩み込まずに済むといっている。そのお手本となるのが「論語」や「老子」などの中国古典や、松下幸之助や稲盛和夫などの名経営者の言葉であるといっています。これらをまとめた本は「正しい生き方」を追究した人間の知恵の結晶でもあるので、生き方の教科書として多くの示唆を与えてくれるものとしています。
その例えとして、論語には、「徳は孤ならず、必ず隣あり」(里仁篇)というそのものズバリの言葉がある(徳を積んだ者は孤独にはならず、必ず理解者がいるという意味)。
経営についても同じことが言え、白分か取り組む事業を通じて世の中に何を提供するのか、従業員をどう幸せにしていくのか、そうした志に社員は付いてくるのだ。
平時にいかに生き方の勉強をしたかが、危機の際に明らかになる。何千年も読み継がれてきた古典には、ビジネスの原理原則に通じる考えも少なくないと指摘している。
・孤独と付き合うための3つの心得B 「心を開く」こと
もう1つ、社長が孤独に陥ることを防ぐ上で重要なことは「心を聞く」ことだといっている。
近鉄グループの社長・会長を歴任し中興の祖となった佐伯勇氏の残した「経営者は独裁すれども独断せず」という名言を引用している。最終的な決断は社長が下すが、決断までの過程では周囲の人の意見を聞き、徹底的に考え抜くのだという意味とのこと。
また、松下幸之助が成功する人の資質として「素直な心」を挙げているのは有名であるが、この素直な心を持った上で「衆知を集める」ことの重要性を説いている。
どれくらい素直さや謙虚さがあるかについては、人の話をよく聞き、優れた意見を取り入れられるかどうかであり、そのためには「部下の話にメモが取れるか」ということをいっている。本当にすごい入は、素直に入の意見に耳を傾ける謙虚さと、役立つ知恵は何でも取り込もうという貪欲さを持っているし、そうした社長は孤独になりにくいとしている。
図解 参考


以上、重責を担う経営者が孤独に陥らないようにする心得を見てきました。
しかし、そもそも社長が孤独に陥らないようにするためには、普段から追い込まれない経営をすることである。追い込まれないようにするためには、常日頃から資金繰りには余裕を持たせる経営を行うことが重要なのであろう。ぜひ、参考にしていただきたいものです。
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いかがでしたか?
共感したり、いいと思われたら、これならできるよ、とやってみることをお薦めします。気づきやひらめき、ピンと来るもの、あるいは共感やいいと思われることがありましたら、マネしてやってみましょうよ。
続けていると何かいいことが起きてくる、と信じています。
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今日も一日、明るく、元気に、仲良く、喜んで取り組んでいきましょう!
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